過酷な、南極100キロ! 熱すぎるウルトラ魂!(1)
マラソンの翌日は、休息日。
風速70キロの突風が吹き荒れ、
体感温度、マママママ、マイナス50度に!
100キロレースの朝も、雪!
寒い! ホントに今日、やれるのか!?
初日に撮った、かわいい雪の彫刻。
今日は、こんなヤワな雰囲氣ではない!
雪が小降りになったので、極寒・決行!
テレビ局も、この超人レースを
番組のメインイベントに、フィーチャー。
紅一点、イギリス人のオードリー。
この日のために、想像を絶する トレーニングを重ねたそうだ。
アメリカ人アスリートの誇りを胸に。
トムの顔は、凍傷予防のワセリンで真っ白!
世界で最も難関なレースのひとつに、この6人がチャレンジ!
左端は、マラソンで優勝した、ピーター。
黒づくめは、フランス人科学者、マレク。
応援のアスリートたちがあげる歓声の中、勇者6人が、スタート!
ぼくは脇役、応援団!
日の丸・旗振り、駆け回る!
残り、99.99キロ!
この星の最南端での、 厳しく長いウルトラ旅が始まった!
一周10キロの周回コースを、10周する。
2周目にピーターが飛び出す。
一昨日、コースレコードでマラソン優勝
したばかりなのに、疲れていないのだろうか!?
3周目では、予想通り、ピーターが、ダントツのトップに!
さすがは、アイアンマン・トライアスロンの世界チャンピオンだ!
3周目、2位は、スロバキアのダニエル。
チェコの次がスロバキアとは、 東欧アスリート、恐るべし!
誰も予想しなかったダークホース、
ただひとり女性ランナー、オードリーが、3位に付けている。
応援のぼくは、来年4月7日の北極点マラソンに向けて、ジャンプ!
ゼッケン52番、トムのペースが落ちはじめた。
白夜で外はいつまでも明るいが、あと60数キロ、体力が持つだろうか?
トップのピーターが、6周目のピットイン。
プロ・トライアスリートの迫力に、圧倒される。
もう勝者は決まったも同然!
ぼくは眠くなったので、テントのシュラフで爆睡。
オヤスミナサイ、、、zzzzzzzzz