南極・おいてけぼり! 迎え機は、欠航、欠航!
南極トライアスロンの翌日、
チリのプンタアレナスに帰るはずだった!
ところが、、、
強烈ブリザードに襲われた!
プンタレナスから輸送機(イリューシン)が
飛べない、帰れない!
スタッフの温度計では、体感マイナス50度!
吹雪と強風で、歩きにくい!
モンベルの-40度仕様・ゼロポイントを着る。
露出部分が、痛いくらい冷たい!
白夜なので、夜中でも明るい。
すべてのものが凍える!
突風と寒さで、眠れないアスリートが続出!
幸い、大分の実家が送ってくれた ホカロンに助けられた。
ありがとう、日本製品!
予定日には飛ばなくても、次の日は!?
と誰もが期待していた、、、が残念、また欠航!
これで国際航空便がダメになる~!
と嘆く声が、あちこちから聞こえてくる!
キャンプ内には、退屈しのぎのための ゲームがたくさん。
チェス、バックギャモン、ジグソーパズル、、、。
女子チャンピオンのフィオナや100キロを完走したトムもリラックス。
トム夫妻も、サンフランシスコに
帰るチケットが、紙切れになったという。
悩んでも、来ないものは、しょうがない。
ぼくらは外で雪遊び!
キャンプそばにある小高い雪山、ひゃっほう!
イギリス系の人たちは、クリケット!
サッカーは、万民にポピュラーなスポーツ!
氷を切り出し、かまくら作り!
風よけになるので、少しはぬくい。
南極点への自転車冒険を夢見る大島さんは、東大出!
暇つぶしの王道は、なんといっても食欲!
三時のティータイムには、シェフ特製の ケーキやクッキー!
振る舞われる赤白ワインには、 美味しいおつまみが。
もちろん、ヘルシーな食材も!
真ん中のディップは、ハムスだ。
皿洗いの水は、リサイクルされるという。
みんな、働き者ばかりだ。
チームワークがすばらしいスタッフ!
60人が、今日で二日も余分に
滞在するので、申し訳ない気がする。
飲み水は、雪を溶かして飲む。
チリから三ヶ月契約で働くアミーゴ。
プンタレナスの講習施設で、徹底的に、
南極訓練を受けたそうだ。
飲み水のための雪は、 汚れないよう、立ち入り不可!
雪の聖地だ!
その夜、雪も風も止んだ。
明日こそは飛べる! 帰れる!
と、誰もが喜んだ。
翌朝のミーティングは、超バッドニュース!
有視界飛行のイリューシンは、視界が20キロ
ないと着陸できないという。
欠航ケダラケ!?
はたして、いつ? ぼくらは生還できるのか、、、?