こんな色、見たことない! ワディ・シャープの渓谷美!
オマーンの旅、最後の日。
アラビア特有の木造船、
ダウ船が浮かぶカブース湾を出発。
数々の美しいモスクを見ながら、
タクシーは行く。
この城壁を過ぎれば、
もうマスカットのはずれ。
オシャレな首都とはさま変わり、
荒涼とした大地が続く。
砂漠地帯のオマーンに、
河川がないというのも、
うなづける景色だ。
はるか南までドライブすると、
とつぜん、入り江と小さな漁村。
山羊たちが、村を走りまわる。
入江ですでにこの水の色!
向こうに見える渓谷に、
期待がふくらむ。
これこそ、子どもの頃から抱いていた、
オアシスのイメージそのもの!
海辺の入り江からハイクするので、
向こう岸まで渡し舟で。
漁師の船に乗せてもらって、
向こう岸にわたる。
砂地を歩いていくと、
いったん水が見えなくなる。
地下水となって、砂の下を流れているのだろう。
わずかに湧き出て池になっている。
歩くに連れて、だんだん水量が増える。
なんだ~っ、この色はー!
歩くほどに、湧き水は色を変えていく。
まさに、七変化!
小魚の群れが、戯れるのが、
わかるだろうか?
オマーンに寄り道した一番の理由、
それはこの美しいオアシスを見たかったから!
友よ、これがオアシスだ!
わざわざここまで旅して来て、
プロポーズするカップルもいるそうだ。
ロマンチ~ク!
みーずうみはー、色を変えたのさー
♫ 君のーひとみのー、エメラルド!
渓谷はまだまだ先に続く。